●BS・CSチューナー回りの工事

 最後は、アンテナコンセントとBS・CSチューナーの接続。 一本の線で結ぶだけなので全然難しくないのだが、BS・CS信号がちゃんと来ているか確認する最終工程である。 今まで地上波のテレビは映っていたので全然問題ないとは思うが。

分配器 ←接続用のコードは2000円程度で市販されている分配器を使う。分波器になると500円程高い。 チューナーは東芝製なので、その分をカバーしてくれるだろう。 よく見ると2600Mhz対応になっている。最近の分配器や混合器は大体2600Mhz対応になっているようだ。 値段も大きく変わらない。 ここでは電流供給を行っていないので、電流通過端子は用をなしていなくてもOK。



分配器で接続 ←上述の分配器でアンテナコンセントとチューナー間を接続した。なお、チューナーとテレビ(アナログテレビ)はチューナー側のアンテナ出力端子とテレビ側のアンテナ入力端子はチューナー付属のアンテナコードで接続している。




BS受信レベル ←BSの受信レベルは40を超えた。 BSのチャンネルやCSのチャンネルやら色々と映してみたが、画質的には全く問題がなかったのでこれで良しとしよう。






RD-E300 ←BS・CSチューナーと度々呼んでいるが、実は東芝製のDVDレコーダーなのだ。 その方が価格がこなれて安いからだ。併せて地上波デジタル対応もこれで完了である。


●BSアンテナへの電流供給工事

 混合器までの工事が終われば、後はアンテナコンセントとチューナー側の接続で終了なのだが、今回は、もう一手順工事が増えた。 チューナーの設置場所である居間(部屋E)からの電流供給ができなかったためである。 分配器が壁に埋め込まれていて、配線系統が見えないのだ。 導通試験を行ったが、混合器の所で導通は確認できなかったのだ。

 
電流供給用チューナー ←止む無く、導通の確認できた部屋に、今まで使っていたチューナー(たまたまBSアナログが搭載されていた)を配置換えし、そこから電流供給を行うこととした。写真は今まで使っていたPSX。まだ十分使えるがこれの寿命も2011年まで。



BS電流供給画面 ←BS・CSアンテナから、当該部屋までの電流供給ルートは配線が終了しているので、早速チューナーから電流供給を試みる。




BS受信レベル画面 ←受信レベルは40を示した。ついでにBSアナログ放送を映してみたら、かなりきれいに映っている。 受信レベル40が妥当かどうかわからないが、映っている映像に問題ないので大丈夫だろう。なお最高は44を示した。



 この時に、アンテナの最終調整を行う。方位角や仰角を少しづつ動かしながら受信レベルが最高になる位置を決めるのだ。 話によると角度は結構微妙で1度ずれただけで大きく受信レベルが変わるらしい。確かに、実際そんな感覚であるが、最高受信レベルの位置は感覚的に大体分かる。管理人の場合は最初に仮止めした位置が最も受信レベルが高くなった所であった。
 最高受信レベルが確認できたら、あとはスパナでボルトを動かないよう硬く締めて終わり。

コンセント回り ←本チューナーを置いた部屋のアンテナコンセント回り。アンテナコンセントにつながっている白い細長いものは2分配器で、右側端子が電流通過用、この端子がBSアナログチューナー端子に繋がっている。 右横の黒い四角のものは2分配器だが、電流通過端子がない。これらは全て既存のものを活用した。 分配器が2つもついているのは、PSXにテレビへのアンテナ出力端子がないため。いまどき珍しい作りである。


●混合器の設置工事

 アンテナの仮設置ができたら、次はBS・CS用アンテナ線を混合器を介して既設のアンテナ配線に結合する工事だ。 入出力を間違えずに繋げばいいことで、そんな難しくはない。 但しアンテナコンバーターまで電流を通してやらないといけないので、電流通過端子がBS・CSアンテナの方向に行くよう配線調整が必要である。


屋根裏への入口 既設の分配器は屋根裏にあるため、そこに入らないといけない。真夏の暑い日は地獄のような暑さだ。幸いにも分配器は屋根裏入り口近くにあったため、長時間屋根裏に居る必要はなかった。 但しベランダから引き込んだアンテナ線を分配器の所まで持ってくるのに、屋根裏を這いずり回る破目になった。



既設の4分配器 ←これが既設の4分配器だ。周波数が1880Mhzまでとなっている所が気になる。上部の真ん中が入力端子、他は出力端子。入力端子にはUHFアンテナからのアンテナ線が接続されていたが、ここに混合器からのアンテナ線を接続した。





混合器 ←これが、屋内型の混合器、電流通電状態かどうかがわかる。上部2端子が入力で一方にUHFアンテナからのアンテナ線(左側)を、もう一方にBS/CSアンテナからのアンテナ線(右側)を接続した。BS・CS用アンテナ線は片側は付属のF型接栓を自作取付。下側の出力線は分配器の入力側へ接続。





混合器と分配器の接続状態 ←混合器と分配器が接続された状態。 接続用のアンテナコードは自作。120円のF型接栓とアンテナのあまり線を使って、カッターとペンチで自作。割合簡単にできた。 今度からアンテナコードを買うのは止めよう!!

●BS・CSアンテナ工事

 工事の概要は以下に述べる通り。 屋根裏の4分配器の手前に混合器を取り付けて、既設の配線にBS・CS信号を送り込む。 アンテナのコンバーターに電流を送り込むため、部屋AにPSXを配置換えする。BS・CS、地上波チューナーはリビングである部屋Eに設置する。

             |--------部屋A(PSX:電流供給用)
              |--------部屋B  |---部屋D   
 UHF--混合器--4分配器----------2分配器?
 BS・CS---|      |--------部屋C  |---部屋E(RD-E300)

 参考:自宅のアンテナ配線を知る

【BSアンテナの設置】
 先ずは、BSアンテナを取り付けるところから始める。最初にアンテナマストを付属の金具でベランダに取り付ける。 その設置位置から南西の空(午後2時から3時ごろの太陽のある位置)が見渡せるかどうかは事前チェックしておく。 目の前に障害物がある場合は、あらかじめ受信レベル確認をしておく。


アンテナ固定金具金具は、ベランダのアルミ格子か、ないしは洗濯物干台のポールにも取付可能だ。写真は物干し台に取り付けた所。





方位角調整マストが固定できたら、そのマストにパラボラアンテナを据え付ける。この段階では方位角も仰角も自由に動かせる状態にある。写真はマストにアンテナを乗っけた所。 マストの天辺に見える突起物がアンテナの方向を示す。これで基準を定めて方位角を測る。東京の場合だと224度に合わせる。



仰角調整次に仰角の仮調整だ。東京の場合は38度なので、アンテナに付いているゲージでその近辺に合わせる。写真はアンテナについているゲージ(ちょっと見えにくいが)




仮設置完了後で、微調整ができる程度にボルトを軽く締めておいて、仮調整は完了。





アンテナ引込口付属のアンテナケーブルは、片端はプラグ付きで防水構造になっている。これの端はアンテナのコンバーターに取り付ける。 もう一方の端は屋根裏の分配器まで引いていき、その手前に混合器をつけて接続する。 写真はベランダの天井をくり抜いてアンテナ線を屋根裏に引き込んだ所。

●BSアンテナの取付場所を決める

 BS/110CSの衛星の方向は、午後2時~3時ごろに太陽が臨める方向になります。 方位でいくと南西の方向で、更に詳しく方位角では東京の場合224度程度になります。 アンテナの取付場所からこの方角が臨めれば電波は受信可能です。

 *方位角とは、真北を0度として時計回りに角度を割り振った時の角度。方位を測れる時計(PROTREK)もありますのでそれで計るとすぐに分かります。

 **参考 BS・CSのアンテナの方向 
   仰角とは地上から衛星の方角までの角度。東京の場合は38度

 管理人の場合は、アンテナの方向に隣の家が迫っていましたが、どうにか受信できました。(受信レベルは最高44でした) 目の前の障害物が気になるなら、 一度パラボラアンテナとチューナーを直接つないで、受信確認をするといいかもしれません。 その方が確実です。
 一般的には、2階のベランダによくパラボラアンテナが設置されていますが、ベランダは通常南向きに作られますので、南西の方向は割合視界が開けるところなのです。 

 ベランダに設置可能と分かれば、あとは、洗濯物や布団干しの邪魔にならないような場所を設置場所として決めましょう。 
 アンテナに同梱されている金具は、ベランダ設置を前提に考えて作られているようです。

 ベランダがどうしても駄目なら、屋根の上しかありませんが、その際BSアンテナは既存のアンテナマストに取付可能です。
 屋根の上に上がれない場合は電気屋さんにお願いするしかありませんが、それも嫌ならアンテナの要らないスカパー光などがお勧めです。 月々の料金1500円ほど余分には掛かりますが、配線は割合簡単です。 アンテナから分配器への入力線をスカパー光の入力線に変更してやるだけです。